リオ五輪に向けて|水泳







オリンピックにおいて、日本のお家芸の1つである水泳。



一時期の低迷を経て、北島康介という、
スターを中心に、2000年代を席巻した。



他の競技に比べても、世代交代が順調に進んでいる方で、
2012ロンドン五輪においては、金メダルの獲得こそ、
無かったものの、男子が銀メダル2個、銅が3個、
女子が銀1、銅4と、層の厚さを見せつけた。



何よりも、水泳チーム全体の雰囲気の良さが、
成績以上に観る者の心を熱くさせ、感動を呼んだ。



日本人に不可欠な結束力の高さは、期待されながら、
実力を発揮できずに敗れ去っていった選手の多かった、
過去の時代と比べると、隔世の感があるといってもいいだろう。



現在、日本水泳界のエースと言える存在は、
ロンドン五輪時にはまだ高校生だった、荻野公介選手だ。



ロンドン五輪では、日本人初の400m個人メドレーで、
銅メダルを獲得し、高校生では56年ぶりの、
メダリスト誕生となった。



昨年のアジア大会ではMVPに選ばれ、リオ五輪、
さらには2020東京五輪に、期待の持てる存在だ。



荻野選手以外にも、この年代には、実力のある選手が、
ひしめいており、今後の活躍が期待されている。



唯一不安なのは、メダルを獲得できる選手と、
そうでない選手との、差が開き始めているのが、
気になるところだ。



それによって、一部の選手達の強化だけに走り、
日本の良さである、”和” を尊んだチーム力だけは、
失ってもらいたくない。



今年の世界選手権、来年のリオ五輪の成果に期待したい。






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